中古物件のなかには、リフォームを終えてから販売に出されているケースがあります。この物件を内見する際の注意点を詳しく見ていきましょう。
注意をすることは、リフォーム費用の総額とどの箇所を実際にリフォームしたのかを確かめることの2つになります。総額を確認する理由は、どこの工務店・ハウスメーカーでもリフォームに掛かった費用を販売額に上乗せされているからです。総費用のなかでどれだけ改装費が掛かったのかをしっかりと確認することで、購入後のトラブルを未然に防ぐことができます。また、中古物件のどの箇所に手を加えたのかも確認するようにしましょう。内見では特に水回り周辺に着目をして、その場所を改装している家を購入するのが望ましいです。築年数が経過しても、さほど老朽化し難い場所となる玄関やリビング・主寝室などよりも、水回り箇所に重点をおいたリノベーションをなされてる方が、室内環境が良くなっていて購入する価値のある家といえます。
中古物件の場合、不動産業者などが買い取った後で、より高く売却できるようにするために前もってリフォームをすることがあります。特に汚れが目立ちやすい水周りや壁紙、フローリングなどを変えるだけで使用感がほとんどない住宅になりますので、内覧の時の評価が高くなりがちです。
リフォームと言ってもその工事内容は幅広く、汚れや傷みがひどい箇所だけを取り換えたり修繕したりする場合もありますし、間取りを変更したり、換気や断熱の改善、構造上の補修といった本格的なものもあります。
そのため、中古物件を購入するときには、どのような工事をしたのかが分かるような工事履歴の有無を確認することをおすすめします。決まった書式はありませんが、中には外側からは見えない基礎や壁の内部などを写真付きで解説しているようなものもありますので、物件購入後に補修費用が必要かどうかなどの目安にもなるでしょう。きちんとした履歴を所持している業者ならば、信頼性も高いといえます。